ケロケロぴーの未知標パート2

家主ケロケロぴーの思い出し思い出しの日記です。

夏になると

 夏になると、戦争を振り返るドラマやドキュメントや行事をテレビでやっているので、私も、ついついいろいろ考えます。今年は、『ネルソンさんあなたは人を殺しましたか?』のアレン・ネルソンさんの講演を聴きました。講演を聴く私たちの顔を「のんびりとしたいい顔」とおっしゃっていました。これこそ、人を殺すなんてことを62年もしていない私たちの勲章で、最近は、そんな平和ボケボケがいけないと言う人もいますが、平和ボケボケの顔をしていても、ノンポリ(政治に関心ない人)ではなければ、そんないいことないじゃないと思います。腑抜けた顔ですが、幸せの顔でもあります。
 『慰安婦』の問題は、その時々注目していたのですが、振り返るために、Wikipediaで『慰安婦』をひいてみました。この慰安婦問題、公文書がないこと、強制連行だったのか、そして、公娼なのか性的奴隷なのかと、いろいろな面で問題視されています。最近の欧米の認識と私の認識は割りと近く、とても当時の慰安婦の置かれた立場や状態は、常軌を逸していると思うのです。否定的な方に、「もし、あなたの娘たちがそのような状態になったら、それでも、そんなことを言えるのか」と言いたいです。彼女たちの辛さに近づこうという姿勢がないのです。それすら見えなくなって、戦後という迷宮に迷い込んだままで、日本は今でも戦後です。
 今日は、水木しげる氏の戦争体験をドラマ化した『鬼太郎が見た玉砕』を観ました。タイトルは、万人向けで、副題と逆でもよかったのかなと思いましたが、ドラマ中、むしゃむしゃ食べ続ける水木しげる役の香川照之は、歯までメイクしてました。戦場で死んだ日本の兵士たちは、飢えや病気で死ぬ人も多かった……とは聞いていましたが、理不尽な上官の命令で死んでいった人たちも多かったのですね。
 戦後生まれの私たちは、あくまで、こうした戦場を体験した話を聞いたり、読んだりしかできません。でも、愚かなことを繰り返さないために、何があったのか、そして、これからどうしたらいいのかを考えていく必要はあります。一年中考えるのは難しいので、終戦記念日前後のこの時期だけでも……そう思っています。

コメント

 初めましてこんにちわ。いつも拝読しております。
 学生の頃「戦争児童文学」を卒論のテーマにしていました。
 なんとかかんとか書き上げた論文はとても完成品とは言えず、今でも様々な疑問点について考え続けています。
 ブログを拝見して、水木しげるさんの『娘に語るお父さんの戦記』を再読しました。
 子どもの頃から読んでいた本ですが、読む側の年齢によって汲み取るものが違ってくる、そんな気がしました。
 同じく子どもの頃好きだった今西祐行さんの全集を手に入れ、今むさぼり読んでいます。
 込められた思いの深さに、あらためて心動かされます。

  • 2007/08/21(火) 14:31:11 |
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  • いもむすめ #-
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戦争児童文学

 コメント遅くなりました。いもむすめさまいらっしゃいませ。「戦争児童文学」……難しいジャンルです。経験者が書いても、体験者それぞれ100人100様の体験があるので、「それは違う」と思われてしまいます。しかたしん先生からお話しをうかがったことがありますが、しかた先生の経験プラス調べて書いた作品でさえ、かなり言われたそうです。
 また、どうしてもステレオタイプ(特に悲しい話)になりがちで、日本国中空襲を受けたわけではなく、食べ物に困っていたわけではなく、日本に来た朝鮮半島の人たちは全員が強制だったわけではない。けれど、まだまだ、言葉たらず、いいストーリーテラーでもないので、いろいろな戦争体験があるのだということを表現できないし、戦争を肯定するわけではないのですが、戦場に行っていない軍国少女・少年たちの当時の思いとそして、戦後を迎えた時の思い、そして現在を描いたような作品を読んでみたいです。そんな作品あるのでしょうか?

  • 2007/08/28(火) 00:13:09 |
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  • ケロケロぴー #GWUCrvXI
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  • 2007/08/29(水) 06:32:18 |
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