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ケロケロぴーの未知標パート2

家主ケロケロぴーの思い出し思い出しの日記です。

アニメ『坂道のアポロン』

 カテゴリを『本』にしようか『テレビ映画鑑賞』にしようか迷った。
 この漫画に出合ったのは、娘が買っていた月刊誌をぱらぱらと見ていて、その中で気に入っていた作品。派手な絵ではなく、瞳も真っ黒ってことが多くて、少し表情が乏しいなあと思っていた漫画だった。読み始めたのは終了少し前だったので、出だしはどうだったのだろうかと出だしだけ読んで見たかった。
 結局、アニメで深夜放送をされる事を知り(しかし、一話は逃してしまったので、映像をネットを探して観て)、漫画を全部読んでみたいなと思った。
「忌々しい坂道だ」
 主人公はそう思い、新しい高校への坂道を登っていく所から始まっていた。
『忌々しい坂道』
 まさしく私も高校時代、『忌々しい坂道』を毎日歩いて登校していた。

 アニメはジャズ演奏の部分は人が演じたものをアニメに起こしていたので、演奏部分、そして、要所要所の登場人物たちの表情が、丁寧に描かれていた。私が唯一「表情が乏しい」という黒目は、キラっとした白を黒めに描き入れるキャラクターデザインの方のデザインで幅が広がったように思える。
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 ちなみに、この漫画のラストも主人公が『忌々しい坂道』とつぶやく。でも、その表情は言葉と裏腹でうれしそうなのである。
 『坂道』『ジャズ』を話の展開にうまく入れてあるこの話を、12話のアニメでどうまとまるのか。最終回はテレビ放送を観るため、夜中の2時過ぎまで起きていた。
 アニメは漫画で使われた『忌々しい坂道』をいう台詞を、最初と最後に使わずに何とかまとめて、そして、ラストは千とボンの二人ができなかったセッションをして、清清しく坂道をかけおりていく。どちらかというと、二人でジャズをやることの喜びをメインに押したようになっていた。
 ふと、私は高校時代に描いていた絵を再びやりたくなった。何が描きたいというわけではない。ただ、私が『忌々しい坂道』を苦にしなくなったのが、絵を描き始めたからであったのを思い出した。

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