ケロケロぴーの未知標パート2

家主ケロケロぴーの思い出し思い出しの日記です。

ご褒美

 一昨日、父と電話で話をしていたら、だんだん、父が愚痴を言い出しました。実は、母から、ずいぶん前にその話を聞いていて、その割りには父と話をしたり、会ったりしても、いつもご機嫌なので、父は知らないのかな……と思っていました。ですが、やはり知っていたのです。
 話を聞いている最中に、携帯電話も鳴って、それも、かなり鳴っていたので、父の電話を切りました。そのあと、携帯電話での話も長くなったので、その日は、父に再び電話できませんでした。
 そのあと、電話での父の言葉を思い出してみました。父の愚痴は、だんだん一つのことだけじゃなく、もっと昔の話まで出てきて、父の悔しさは根深いものだと思いました。昔から気の短かった父が、その様子もなく振舞っていたのは、それなりにがまんしていたのだと。母を親がわりに思っていた叔母の夫が亡くなり、一ヶ月近く、母が家を離れて遠くに行ってしまったので、父は、愚痴を言う相手がいなくて、それで、ついだったかもしれないのですが、あそこまで悪態をつく父は初めてでした。
 ずっと、ガマンをしていたのが、固まってどろっと出てきてしまったのかもしれません。その電話までの父のガマンを私は、「偉い」と思ってしまいました。
 
 それで、鰻を食べに行く約束をしました。前に会ったときは、子どももいっしょにいたので、言えなかったかもしれないし。二人っきりだったら、言えるかもしれない。父のどろどろを少しでも溶かすことができたらと思っていました。
 今日は鰻の約束の日でした。父はずっとニコニコで、一言も電話の愚痴の続きは言いませんでした。昔はすぐ切れる親父だったのになあ。
 今日の鰻はご褒美です。父は父なりに私に心配させないように、がんばっていたのかもしれません。
 私は何もできませんが、たまに鰻ぐらいおごれるくらいはできます。小さい愚痴を聞くこともできます。また、鰻食べに行きましょう。
 

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kerokerohouse.blog68.fc2.com/tb.php/53-6fdd8ee2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad