ケロケロぴーの未知標パート2

家主ケロケロぴーの思い出し思い出しの日記です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本『憲法九条を世界遺産に』太田光・中沢新一

 10月に松元ヒロさんと話をしてから、この本を読まねばと思っていました。憲法改正(改悪)の話が出ている今、もう一度、日本人は、「憲法第九条」の存在を、そして価値をきちんと知って、それから、憲法を変える論議をした方がいいのではないかと思ったのです。
 宮沢賢治のあまり語られない一面を切り口に、日本国憲法第九条を語る……ということをラジオで聞いてから、思っていたのとは違う切り口に興味を持ち、即買って、読んでみました。
 宮沢賢治云々は、この本を読んで新しく知りました。発想や文章、言葉遣いが面白いなあと思っているのに、宮沢賢治の話を読んだ後、心にすとんと落ちてくることがなかったのは、語られることのなかった賢治の思想とか当時の革新的な思想などが見えないところにあったからだったかもと、勝手に納得。
 しかし、この本を読んで一番よかったことは、私が長年、「九条はいいものだとわかる。けれど、現実に攻められらどうするのだ」と思っていたことについて、
憲法九条を世界遺産に


それでいいんだよと、肯定してもらえたようで安心しました。
 憲法については、本を読んだり、劇(『真珠の首飾り』)を観たり、草案作成のときに関わったベアテ・シロタ・ゴードンの話も聞いていたので、私は、これを許した(作らせた)アメリカは、この点だけでもすごいなと思ったものでした(でも、今のアメリカがいいと思っているわけではないのです)。 「九条を守らねば」と思っている反面、日本が世界の中での真の独立国になるためには、自国を守ることは必要だと私は思っています。世界上位の経済大国が丸腰じゃあ、日本という国自身が人質になってしまうこともありえるわけです。自衛隊はどうする、米軍が去ったら、自分の国をどう守るのだ、っということでずっと私の考えは矛盾していると思っていたのです。
 でも、国歌・国旗の時もそうでした。「新しいものを」という意見がありましたが、私は、日の丸と君が代をなくしてどうするんだと思っていました。日本が戦争の時にどんなひどいことをしていたかは、それなりに知っているつもりです(当時を知りませんので、経験者のお話や本からですが)。だから、残さなくてはいけないと思いました。それが残っているからこそ、問題が起きたときや、この旗や歌を聴きたくない人たちがいるということが問題になり、また、みんなで考えることができるのです。「九条」もそうなのです。あるからこそ、みんなで「陸海空軍その他の戦力を保持しない」とか、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」を何度も何度も考えて、議論できるのではないかなと思うのです。
 第二次世界大戦が終わり、世界が新たな方向にすすみつつある時にできた、みんなの希望なような日本国憲法第九条。日本人だけじゃなく、国際的に(世界中の人みんなで)、保持し・保護していくという点で、世界遺産にというのは、すてきな案だと思いました。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kerokerohouse.blog68.fc2.com/tb.php/56-856f9485
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。