ケロケロぴーの未知標パート2

家主ケロケロぴーの思い出し思い出しの日記です。

蓮華草

 今日は、バスと電車ででかけました。いつも車で移動なので、バスや電車の時間は、まとまった読書と考えをめぐらす時間。今日中に読み終えたい本を持ち、読んでいました。
 帰りの電車、日差しが強く、本を読むのには少々まぶしい天気。窓のシェードを下ろして、本を読んでいました。そして、実家近くの駅についた頃、私はシェードを上げて、電車からは見えないけれど、実家近くの風景を楽しみました。
 高校に通っていたときのバス道、そして、家々が続いたあと、風景はまだまだ田植え前の田んぼと畑。
 小学校、中学校は田んぼの側にあったので、3月末や4月は、よく、授業が変更になり、散歩の時間になっていました。目的は何もあるわけでなく、クラス全員であぜ道を散歩するのです。3月末であれば、川の土手にたくさんのつくし。4月になれば、田んぼには蓮華草の花で真ッピンク。そして、みんなで、蓮華草を摘み、簡単な指輪を作ったり、かんむりや首飾りを作りました。1限または2限分、ただ、ぷらぷら歩いて、先生や友だちと話をして、いろんなものを摘んで、学校へ帰るのです。
 そのせいか、春といえば、私の記憶の中では、桜の花ではなく、あたり一面ピンクの蓮華草でした。
 中学になると、近くのお宮に行って、泥警(どろ・けい:泥棒と巡査にわかれて鬼ごっこみたいに捕まえる人にげる人のゲーム)や缶けりになりましたが、やはり、ぷらぷら出歩くことは、続きました。そんな癖が抜けなかったのか、小学校を卒業したあとの最初のクラス会は、6年の時の担任の先生とぷらぷら近くの山まで歩くという変なクラス会でした。でも、それが、私達の春の過ごし方だったのでしょう。
 電車の窓からの景色は、まだ何も植えられてない田んぼがあっても、枯れ葉色、土色の風景。
「もう、蓮華草なんて植えてないんだ」
 そう思って、本を再び読もうとしたとき、ピンクの小さな塊が目に入りました。いくつか点々と、田んぼのすみに、少しまばらですがピンクの花……蓮華草です。蓮華草はすでに雑草扱いのようでした。でも、私が子どものころに作った蓮華草のかんむり(首飾りは、時間がたくさんないとできないので、大体かんむりで終わってしまう)は、友だちの頭の上できらきら輝いていたと、パステルで描いた絵のように記憶に残っています。

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